2023-12

食・天然物

ピスタチオ果皮の精油は抗菌・抗酸化素材になるか――in vitro研究を読み直す

ピスタチオ果皮の精油にはα-ピネンなどが多く、試験管内で抗酸化・抗菌活性が示されました。ただし細菌への作用は抗生物質より弱く、健康効果や製品性能が実証されたわけではありません。
バイオテクノロジー・材料

インドボダイジュの葉先を点滴灌漑へ――BLAM emitterはなぜ小さな水滴を速く落とせるのか

インドボダイジュの葉先のreverse curvatureとlong tailを模したBLAM emitterは小滴を高頻度で供給するprototype。作物試験は有望ですが、大規模圃場の節水・経済性は未検証です。
農業・栽培技術

ダイズ種子への磁場・電場処理は発芽を改善する?――4品種試験では効果は一貫しなかった

ダイズ4品種への磁場・電場処理では、主要な発芽・生育指標にfieldの有意な主効果はなく、VIOLETTAでは交流電場で発芽率が27%低下。効果は品種・処理依存でした。
生態・進化

なぜツパイは辛さを平気で食べるのか――TRPV1と唐辛子の「選択的な辛さ」

多くの哺乳類を遠ざけるカプサイシンを、ツパイや鳥は平気で食べられます。TRPV1の分子適応と、唐辛子が種子散布者を選ぶ生態学を分けて整理します。
農業・栽培技術

水耕レタスは赤青LEDだけで最適化できない――光スペクトル×栄養液管理の42日試験

レタス2品種の42日水耕試験では赤青LEDとEC/plant-needs型養液管理が有望でしたが、最適条件は品種・system依存。完全養液交換は水使用量を大きく増やしました。
病害・共生・相互作用

セクロピアの樹内でアリの巣内細菌叢は成熟する――Azteca colonyの発達段階を追う

セクロピア樹内のAztecaアリ巣では、初期colonyの細菌多様性は低く、成熟に伴って多様でant species-specificなcommunityへ変化しました。機能や共進化はまだ仮説段階です。
生態・進化

植物のナトリウムが少ないと幼虫は共食いする――ヒマワリ×Chlosyne lacinia実験

ヒマワリ組織のNa濃度を操作すると、低Na条件でChlosyne lacinia幼虫の共食いが増加。一方、高Naでは別原因の死亡率が上がり、単純な「塩不足」だけではない複雑さが示されました。