植物生理・発生

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「干ばつを経験した耐性トマト」の根圏微生物は、別のトマトの干ばつ後回復を助けるのか

耐性品種か感受性品種か、さらにその植物が水不足を経験したかどうか。4種類の根圏微生物群集を同じ感受性トマトへ移植すると、干ばつ中より再灌水後の回復に違いが現れました。2026年のEnvironmental Microbiome論文を、実験設計と限界まで含めて検証します。
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田植えをしないイネ作りが増えている――乾田直播が変える「苗立ち・農機・育種」の設計

日本の水稲直播は2024年産で4.17万ha、なかでも乾田直播は2020年から約58%増えました。田植えを省く省力化だけでなく、畑作用農機との共用、輪作、苗立ち・雑草競争・耐倒伏性など、栽培体系とイネの形質を同時に組み替える技術として乾田直播を読み解きます。
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糖を「つくる」より「使わない」――テンサイ高糖度系統が示した炭素配分の戦略

高糖度のテンサイは、糖をより強く合成していたわけではありませんでした。5つの生育段階を追ったトランスクリプトーム+メタボローム研究を読み解き、さらに根収量×糖度まで計算すると見えてくる「収量と糖度のtrade-off」を検証します。
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2026年、カーボンドットは植物研究でどこまで来たのか――光合成促進から高温耐性、根圏制御まで

2026年8月30日、ワタとリンドウを対象としたカーボンドット研究が同日に公開されました。圃場イネ、高温耐性、カドミウム低減、根圏微生物まで広がった2026年の研究から、可能性と再現性の課題を整理します。
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植物は昼の暑さダメージを夜に回復している?――Btワタの高温ストレスから見えた植物の「回復力」

昼38℃、夜27℃。BtワタのCry1Acは最初の4日間は維持され、7日目には低下しました。高温耐性を「何℃まで耐えるか」だけでなく「夜の間にどれだけ回復できるか」という視点から読み解きます。
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5年生マカダミアに「遺伝子導入した根」を生やす――成熟木を直接使う毛状根形質転換の可能性と課題

5年生のマカダミア成木に直接、遺伝子導入された毛状根を作るin planta形質転換系が報告されました。成熟木を培養皿に戻さない発想は魅力的ですが、RUBYによる代謝攪乱、Ri T-DNAの影響、日本での利用条件など、実用化までにはまだ課題があります。
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プラスチドHXK3を失うと花粉形成が崩れる――再現性のある土台から見えた糖代謝とROSの接点

キュウリのプラスチド局在型ヘキソキナーゼCsHXK3を欠損すると、糖・デンプンだけでなくROSとタペートPCDまで乱れました。既知のHXK–雄性生殖の関係を別の試験系で再確認し、その上に新しい機構を積み上げた研究を読み解きます。
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バイオスティミュラントを『作物―害虫―天敵』で評価した研究――生態系適合性という次の視点

海藻由来バイオスティミュラントを、作物・アブラムシ・寄生蜂の三者系で評価した2026年の研究を読み解きます。生態系適合性という新しい視点と、今後改善すべき評価設計の課題を整理します。
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植物はRNAで病原菌を黙らせる――その防御シグナルを「スプレー」に変えた研究

植物がストレス応答で使うmiRNAを模した短いRNAをオオムギ葉に散布すると、うどんこ病菌の感染が大きく低下した。植物由来miRNAをSIGSへ転用する新しい設計思想と、その限界を読み解きます。
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暑いと気孔は開く?閉じる?――新発見から見えてきた植物の「水と熱」の統合制御

暑いと植物は気孔を開くのか、閉じるのか。2026年のUBP24新発見を入口に、乾燥で閉じる経路、高温で開く経路、そして両者が競合する現在の気孔制御モデルを整理します。