植物生理・発生

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植物が出す酸素はCO₂からではない―水からO₂が生まれる瞬間を追う

植物が光合成で放出するO₂の酸素原子はCO₂ではなく水に由来します。1931年の仮説、1941年の¹⁸O実験から、PSIIのMn₄CaO₅クラスター、Kokサイクル、2026年に再確認されたS₃状態のO6まで、水からO₂が生まれる機構を追います。
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植物細胞は「酸」で伸びるのか――WALLΦが見せた根のpHと伸長のずれ

cell-wall pH sensor WALLΦでArabidopsis rootを測ると、局所pHと局所伸長速度は単純に一致しませんでした。酸成長説を否定するのではなく、その成立範囲を精密化した研究です。
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葉の主脈はなぜ先細りする?――147種で見えたtransportとmechanical supportの部位別最適化

147種のmidveinを比較すると、葉先はtranslocation最適model、基部はmechanical support最適modelに近く、主脈は部位ごとに優先機能を切り替えていました。
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作物が遠赤色光を使えたら?――ダイズ3D canopy simulationでCO₂同化最大26%増

field soybean architectureを使った3D simulationで、Chl d strategyはdaily assimilation約13.5〜13.7%、Chl fを含むFR利用ではpod-filling期最大26%増。実植物・yield試験ではありません。
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カボチャ台木からキュウリ葉へ移動するmRNA――CmoKARI1がisoleucine→JA-Ile経路で冷害耐性を高めた

pumpkin rootstock由来CmoKARI1 mRNAが4℃chilling時にcucumber scionへ移動し、isoleucine→JA-Ile signalingを高めて冷害耐性へ寄与。300 µM L-isoleucineでもeffectを再現しました。
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エタノールで植物の暑さ対策はできるか――chemical primingの証拠と、家庭利用を勧められない理由

低濃度エタノールによるchemical primingは植物の高温・乾燥・塩ストレス応答を変える研究があります。しかし作物共通の標準散布法は未確立で、研究濃度を家庭菜園の処方へ直結させるのは早すぎます。
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葉の表裏で気孔のK⁺チャネル構成が違う――KAT1とAKT1が作る光応答の非対称性

Arabidopsisとtobaccoで、葉表・葉裏guard cellは異なるK⁺in channel compositionを使い、光による気孔開口応答も異なりました。WUE向上という適応効果は今後の検証課題です。
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コケを6〜10Gで育てると光合成が増えた――IBSH1/AP2-ERFがつなぐ高重力応答

Physcomitrium patensでは6〜10Gでcanopy photosynthesisが36〜52%増加し、IBSH1 overexpressionが高重力phenotypeを再現。進化史や作物応用への一般化はまだ仮説段階です。
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受精すると種子への栄養ゲートが開く――calloseを分解するAtBG_ppapが種子サイズを変えた

受精後にcalloseを分解してphloem-end gateを開くAtBG_ppap。mutantで種子8.4%減、overexpressionでArabidopsis +16.5%、rice +約9%となりましたが、field yield増加は未実証です。
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ヒトLYCHOSは「植物PIN様」輸送体ドメインを持つ――植物タンパクがヒトにいる、ではない

ヒトのLYCHOSには植物PINオーキシン輸送体と進化的・構造的に近いドメインがあります。ただし「植物タンパクがヒトにある」のではなく、ヒトGPR155の一部がPIN系統のorthologueとして残ったものです。