2024-08

バイオテクノロジー・材料

農業ナノテクノロジー2026――ナノ肥料・ナノ農薬は「効く」から「安全に使える」へ

2026年のレビューではnano-agrochemicalは世界市場の1%未満。収量や利用効率を改善する例はある一方、土壌での変換、非標的生物、食物連鎖、規制の不統一が実用化の中心課題です。
病害・共生・相互作用

植物の「抵抗性」とは何か――トウモロコシとハダニから見るantixenosis・antibiosis・耐性

植物の害虫抵抗性は一枚岩ではありません。トウモロコシB73・B75・B96と2種のハダニの行動研究から、antixenosis、antibiosis、toleranceの違いを整理します。
遺伝・ゲノム・育種

植物の「トゲ」は同じものではない――prickle形成を150百万年つないだLOG遺伝子

Solanumで少なくとも16回のprickle lossにLOG family変異が関与し、roseやriceを含む150百万年以上離れた系統でも同じhormone-activation programが再利用されていました。
食・天然物

代替タンパク質は2026年にどこまで来た?――植物・微生物・昆虫・培養肉を同じ物差しで比べる

2026年の比較研究では、植物ベース肉はインフラと受容性で先行、single-cell proteinは有望、培養肉はコストとスケール、昆虫は受容性などが課題です。代替タンパク質を同じ物差しで整理します。
バイオテクノロジー・材料

木材由来nanocelluloseを綿のような繊維へ――濡れても強度を保つall-cellulose filament

anionic CNFとcationic CNCを複合化し、hydrogen bondingを再構築して湿潤時にも強度を保つall-cellulose filamentを作製。綿代替としては量産・衣料性能・LCAの検証が残ります。
食・天然物

ヘーゼルナッツ種皮は食品副産物から素材になるか――ポリフェノール・抗菌性とアレルゲンの注意点

ヘーゼルナッツseed skinの90℃水抽出物にはpolyphenol・抗酸化能・抗菌活性が確認されました。ただし臨床的健康効果やallergen-freeを示す研究ではなく、食品副産物valorizationの基礎データです。
生態・進化

メスバチを真似るOphrys sphegodesの巨大genome――性擬態の香りgene duplicationとLTR burst

Ophrys sphegodesは4.83 Gb・18 pseudochromosomeの巨大genomeを持ち、LTR activityは1.3–0.8 Ma前にpeak。pollinator-attractionに関わるSAD/FARなどのgene duplicationも見つかりました。