植物生理・発生

受精すると種子への栄養ゲートが開く――calloseを分解するAtBG_ppapが種子サイズを変えた

受精後にcalloseを分解してphloem-end gateを開くAtBG_ppap。mutantで種子8.4%減、overexpressionでArabidopsis +16.5%、rice +約9%となりましたが、field yield増加は未実証です。
環境・気候

モウソウチクは鉛にどこまで耐える?――18日hydroponic試験で見えた根への蓄積と輸送制御

モウソウチクは18日hydroponic Pb試験で高い耐性とroot-biased accumulationを示しました。ただしfield浄化能力や筍の安全性を証明した研究ではありません。
農業・栽培技術

eSoilでオオムギ苗の乾燥重が15日で50%増――ただし「農業増収技術」と呼ぶにはまだ早い

eSoilでオオムギ苗を5日間+0.5 V刺激すると、15日齢で乾燥重が平均50%増加しました。ただし苗・水耕の短期試験で、圃場や収穫期の増収を実証した技術ではありません。
遺伝・ゲノム・育種

日本ダイズのゲノムは世界とどう違う?――462系統パンゲノムと構造変異、2件の訂正まで読む

日本7系統を含む11ゲノム参照と世界462系統のパンゲノムから、日本・米国ダイズの構造変異と選抜の違いが見えました。2025年に出た2件のAuthor Correctionも含め、訂正済みVORを読み直します。
環境・気候

低緯度の農地は何作物を失うのか――30作物のclimatic nicheで見る1.5〜4℃温暖化

30主要作物のclimatic nicheを全球農地で評価すると、低緯度では2℃ warmingで現在生産の10〜31%、3℃で20〜48%がniche外へ移ると推定されました。
遺伝・ゲノム・育種

AI育種シミュレーションはどこまで「育種」なのか――合成データ中心のbioRxiv概念実証を読む

2025年bioRxivのAI育種platformはGNN・digital twin・GANなどを統合した概念実証ですが、主要検証はsynthetic dataで、実植物の新品種や圃場耐性を実証した研究ではありません。
遺伝・ゲノム・育種

交配・自殖・クローンでブドウゲノムはどう変わる?――Pinot Noir系譜が示す3つの繁殖戦略

Pinot Noir系譜の比較で、selfingはheterozygous deleterious SNPを62%、SVを65%減少。一方、9世代後も4.3% genomeがrepulsion-phase linkageによりheterozygousに残りました。
遺伝・ゲノム・育種

トウモロコシ支柱根をゲノムから読む――倒伏抵抗性3形質のGWASとgenomic selection

トウモロコシbrace root 3形質のGWASで22 SNP・50 candidate geneを検出し、genomic prediction accuracyは0.36〜0.51。単一の支柱根形成スイッチ遺伝子を確定した研究ではありません。
植物生理・発生

ヒトLYCHOSは「植物PIN様」輸送体ドメインを持つ――植物タンパクがヒトにいる、ではない

ヒトのLYCHOSには植物PINオーキシン輸送体と進化的・構造的に近いドメインがあります。ただし「植物タンパクがヒトにある」のではなく、ヒトGPR155の一部がPIN系統のorthologueとして残ったものです。
病害・共生・相互作用

NaD1抗菌ペプチドにchitin-binding domainを足す――タバコで作った融合タンパク質の抗菌・殺虫活性

NaD1へWGA由来chitin-binding domainを融合し、tobacco hairy rootで発現するとantifungal/insecticidal activityが増強しました。non-target安全性や長期持続性は未検証です。