農業・栽培技術

混植するgenotype pairをゲノムから選ぶ――199系統Arabidopsisで食害を18〜30%減らしたNeighbor GWAS

Arabidopsis 199 genotypeのNeighbor GWASとgenomic predictionから19,701 pairを評価し、823 pairを低食害候補と予測。実証した3 pairでは混植でherbivore damageが18〜30%減りました。
植物生理・発生

キュウリの花柄長は何で決まる?――EMS短花柄mutantから見えたcytokininと細胞数

EMS由来short-pedicel cucumberではcell numberとtrans-zeatin系cytokininが低下。6-BAで花柄が伸び、cytokinin-dependent cell proliferationの関与が示されましたが、単一causal geneは未確定です。
植物生理・発生

毒フシコクシンが成長促進に反転する条件――気孔H+-ATPase×14-3-3を化学的に動かす

植物毒FC-Aは十分な水・光条件ではPM H+-ATPase–14-3-3 interactionを通じて気孔開口とphotosynthesisを促し、Arabidopsisで約30% biomass増を示しました。一方、高doseでは毒性が戻ります。
環境・気候

海藻飼料は万能ではない――抗菌抽出物とAsparagopsisのメタン削減を分けて読む

旧記事は海藻抽出物のin vitro抗菌研究と、Asparagopsisによる牛メタン削減研究を混同していました。2025メタ解析と2026乳牛試験まで含め、効果と生産性のtrade-offを分けて整理します。
遺伝・ゲノム・育種

小麦育種の現在地2026――パンゲノム・ゲノム編集と、英国・EUで動いた規制

小麦育種ではパンゲノム、ゲノム編集、speed breedingが進展。さらにEnglandでは2025年にprecision breeding制度が実装され、EUも2026年にNGT植物規則を成立させました。科学と規制を2026年版へ更新します。
遺伝・ゲノム・育種

ダイズの莢が割れにくくなった理由――Sh1とPdh1、2つの自然変異が作った栽培化形質

ダイズのshattering resistanceはSh1とPdh1という近接2遺伝子の自然変異を栽培化で選抜した結果でした。Sh1はabscission layer、Pdh1はpod wall torsionを別経路で制御します。
バイオテクノロジー・材料

農業ナノテクノロジー2026――ナノ肥料・ナノ農薬は「効く」から「安全に使える」へ

2026年のレビューではnano-agrochemicalは世界市場の1%未満。収量や利用効率を改善する例はある一方、土壌での変換、非標的生物、食物連鎖、規制の不統一が実用化の中心課題です。
病害・共生・相互作用

植物の「抵抗性」とは何か――トウモロコシとハダニから見るantixenosis・antibiosis・耐性

植物の害虫抵抗性は一枚岩ではありません。トウモロコシB73・B75・B96と2種のハダニの行動研究から、antixenosis、antibiosis、toleranceの違いを整理します。
遺伝・ゲノム・育種

植物の「トゲ」は同じものではない――prickle形成を150百万年つないだLOG遺伝子

Solanumで少なくとも16回のprickle lossにLOG family変異が関与し、roseやriceを含む150百万年以上離れた系統でも同じhormone-activation programが再利用されていました。
食・天然物

代替タンパク質は2026年にどこまで来た?――植物・微生物・昆虫・培養肉を同じ物差しで比べる

2026年の比較研究では、植物ベース肉はインフラと受容性で先行、single-cell proteinは有望、培養肉はコストとスケール、昆虫は受容性などが課題です。代替タンパク質を同じ物差しで整理します。