研究 植物中の分子を組み合わせて、新しい農薬を作る!「抗菌ペプチド+機能ドメイン」 サスティナブルな作物生産につながる新しい物質が報告されていました。植物内にある2つの分子をくっつけただけのその分子は、病気や害虫対策に効果を発揮するみたい。この分子の研究について紹介します。 抗菌ペプチド分子 抗菌ペプチド(Antimicr... 2024.10.29 研究
レビュー “Alternative Protein”代替タンパク質の2024時点でのレビュー 代替タンパク質の未来:持続可能な食糧供給への挑戦 2050年までに世界の人口が97億人に達することが予想され、全ての人に十分な栄養を提供するための食料生産が課題となっています。特に、タンパク質の需要が増加して、従来の家畜からの供給だけでは対... 2024.08.17 レビュー研究
研究 ゴミじゃない!ヘーゼルナッツの種皮は利用価値がありそう。 ヘーゼルナッツの種皮は廃棄物だった ヘーゼルナッツ、美味しいですよね。お菓子として親しまれているヘーゼルナッツは、カバノキ科ハシバミ属の植物です。硬い種皮に覆われている様子はどんぐりに似ていますが、ブナ科ではありません。食用にする際には、こ... 2024.08.15 研究
研究 高タンニン植物を食べた牛は、ゲップ中の温室効果ガスが減る。 牛のゲップからメタンを減らせ! お肉を生産するには、温室効果ガスが大量に出るのを知っていますか? 例えば牛のゲップからや、家畜の糞尿が発酵する際にメタンガスが発生します。過去40年間で、畜産物の世界の1人当たり消費量は倍増し、現在、畜産部門... 2024.06.26 研究
研究 「隠れたオアシス」ナミブ砂漠の霧捕集植物が支える生態系 The hidden oases: unveiling trophic dynamics in Namib's fog plant ecosystem 霧を集めるイネ科植物 Stipagrostis sabulicola アフリカ大陸南西部... 2024.06.12 研究
研究 コールドスリープから目覚めた植物プランクトンの解析。現代の植物プランクトンは地球温暖化に適応し始めていた。 「生産者」として超大事な植物プランクトン。 単細胞の植物プランクトンは、世界の1次生産量の40%を占めます。1次生産量というのは、太陽光による光合成で合成される物質量で、陸上であれば植物が光合成により生育したときの植物体量がこれに当たります... 2024.04.09 研究
研究 輪作・混作のススメ。土壌中の微生物群衆構造を変化させて収量Upが可能な未来。 植物と土壌菌の共生関係 普段私達が食している作物の殆どが、田畑の土壌で作られています。健全に生育する植物は土壌微生物と絶妙なバランス感覚で共生関係を築いています。この共生には様々なパターンが存在します。例えばマメ科植物と根粒菌は、植物の根に... 2024.04.07 研究
研究 鰹出汁で培養した緑のユーグレナは赤い色素を作り出した。サプリの栄養価が変わるかも。 健康食品としての藻類 クロレラ、ドナリエラ、スピルリナ、そして今回話題にするユーグレナなど、藻類のサプリメントの開発は活発で、日々新しいものが提案されています。藻類ごとに栄養素が異なるため、様々な用途を想定したサプリが供給されていますが、同... 2024.04.04 研究
研究 植物の生育を制御する「植物ホルモン」は微生物を介して供給できる。 植物の生育を制御する因子は様々あります。外的な環境からの気温や光、湿度などといった物理的な因子に加え、植物体内における制御因子も様々研究されています。植物バイオテクノロジー分野に置いて、「組織培養」の技術は必須であり、主に「植物ホルモン」の... 2024.02.29 研究
研究 樹の中に住むアリ。複雑な菌叢と一緒に暮らしています。 樹の中に住むアリとその共生微生物 アリは、その社会的組織と労働分担で知られていますが、彼らの巣内のバクテリアが成功に寄与している可能性があります。セクロピア(新熱帯区に自生する雌雄異株の樹木)という樹にに住むアズテカアリは、宿主植物であるセ... 2023.12.05 研究