微生物

植物生理・発生

かつお出汁+強赤色光でユーグレナが赤くなる――葉緑体崩壊とdiadinoxanthinが見せた光stress応答

かつお出汁培地+1000–1300 µmol photons/m²/sの強赤色光でEuglena gracilisが赤色化。chloroplast崩壊とcarotenoid残存が主因で、主要色素はdiadinoxanthin。total carotenoid増加は未実証です。
病害・共生・相互作用

植物ホルモンIAAを作る細菌――根の形を変えるplant–microbe communicationの仕組み

細菌も植物ホルモンIAAを合成し、根の形やnutrient uptake、stress responseを変えます。ただし効果は濃度・菌株・植物・環境依存で、IAA産生量だけでは農業利用を評価できません。
病害・共生・相互作用

セクロピアの樹内でアリの巣内細菌叢は成熟する――Azteca colonyの発達段階を追う

セクロピア樹内のAztecaアリ巣では、初期colonyの細菌多様性は低く、成熟に伴って多様でant species-specificなcommunityへ変化しました。機能や共進化はまだ仮説段階です。
生態・進化

赤い雪をつくるSanguina nivaloides――培養できない雪藻を3D細胞解析した

赤雪を作るSanguina nivaloidesは培養困難です。環境試料を3D解析すると、しわの多い膜、多方向のthylakoid、starchとcarotenoid-rich lipid dropletsなど雪上生活への適応が見えました。
病害・共生・相互作用

ワタのVerticillium病をナノ粒子で抑えられるか――ROS恒常性を狙うPEI-MXene量子ドット

PEI-coated MXene量子ドットはワタ苗のROS恒常性と抗酸化酵素活性を改善し、Verticillium dahliae耐性を高めました。病原菌を直接殺すのではなく植物のredox状態を狙う研究です。
生態・進化

フェアリーリングはなぜ輪になる?――菌類と植物の相互作用を数理モデルでほどく

フェアリーリングが輪になる理由を、菌の自己阻害・土壌撥水性・phytostimulantなどを組み込んだ数理モデルから整理します。モデルが示したことと、まだ野外検証が必要な点を分けて解説します。
農業・栽培技術

月の土で植物を育てた、ではない――月レゴリス模擬土をリン溶解菌で改良した研究

実験に使ったのは実月土ではなくlunar regolith simulant。リン溶解菌でavailable phosphorusを増やしNicotiana benthamianaの生育を改善した2023年研究と2026年訂正を整理します。