農業

研究

日本と世界のダイズはこんなに違う!?ゲノム解析で見えた驚きの秘密、そして最新ゲノム研究が明かす育種のカギ。

ダイズは、世界中で食用や飼料、油脂の原料として重要な作物ですが、その遺伝的多様性にはまだ多くの未解明な部分が残されています。今回、Nature Geneticsに掲載された研究では、日本と世界のダイズ品種の遺伝的多様性を明らかにするために、...
研究

気候変動による作物多様性の危機-低緯度地域における農業の未来はどうなるか?

近年、気候変動が農業に与える影響がますます深刻になっています。特に低緯度地域では、作物の生育環境が大きく変化し、多様性の喪失が懸念されています。最新の研究論文を基に、気候変動が低緯度地域の作物多様性に与える影響と、今後発生する可能性のある問...
研究

AIが切り開く未来の植物育種。「シミュレーション育種」が始まりそう。

地球規模で気候変動が進む中、農業の未来に大きな影響が懸念されています。一方で、既に極端な環境下で生育する植物は、その生存戦略により気候変動への適応力が高く、新たな作物開発のヒントを与えてくれます。今回紹介する研究では、AI技術を活用して高地...
研究

ブドウの育種は財産管理のよう。 交配・自殖・クローンの知られざる影響

Impacts of reproductive systems on grapevine genome and breeding(ブドウのゲノムと繁殖に対する生殖システムの影響)という研究報告がありました。 興味深い内容なのですが、正直、専...
研究

イネ科植物を支える特別な根「支柱根」を作る遺伝子を探せ!

支柱根(しちゅうこん)を見たことはありますか?植物の根の中でも特別な構造の根で、主にイネ科の植物や熱帯地域の植物に見られます。トウモロコシの根元部分ではよく支柱根が発達しています(下図参照)。この根の構造は、地上部分から斜めに伸びて地中へ入...
研究

植物中の分子を組み合わせて、新しい農薬を作る!「抗菌ペプチド+機能ドメイン」

サスティナブルな作物生産につながる新しい物質が報告されていました。植物内にある2つの分子をくっつけただけのその分子は、病気や害虫対策に効果を発揮するみたい。この分子の研究について紹介します。 抗菌ペプチド分子 抗菌ペプチド(Antimicr...
研究

新品種の一歩手前。強みを活かした混植は農業開発スピードを加速する。

複数の品種を同じフィールドで栽培する「混植」の可能性を示してくれる興味深い研究が報告されました。今回は混植の可能性について、お話したいと思います。 混植の可能性 複数の植物種や品種を同じフィールドに植える「混植」は、さまざまな恩恵をもたらし...
研究

キュウリの花首の長さを調整するメカニズムが特定された!基礎研究かと思いきや、未来型キュウリ開発の重要なファクターだった。

キュウリの花首、正確には「花柄」ですが、この長さを調整するメカニズムが特定されました。植物内のある特定の成分が変化すると、細胞が変化して花柄の長さが変化していくことが判明しています。これが何になるの?そう思ったのではないでしょうか。実は、花...
研究

海藻飼料が畜産に与えるインパクト、大!

現代の畜産では、家畜の健康管理と同時に環境への配慮が求められています。特に抗生物質の過剰使用が抗生物質耐性菌の問題を引き起こしており、その解決策として自然由来の代替手段が注目されています。最近の報告で、褐藻(Ascophyllum nodo...
レビュー

2024年の小麦育種最前線:次世代品種と規制の新たな展望

2020年、トランスジェニック(遺伝子組換え)小麦である「HB4」がアルゼンチンで初めて商業栽培が許可されました。これは小麦遺伝子改良における歴史的な出来事でした。「HB4」は干ばつに耐えられる品種で、農業における気候変動への対策としてとて...