アボカドの花は両性花ですが、female phaseとmale phaseを時間で分けます。A型は朝にfemale、後のanthesisでmale、B型は相補的な時刻を示します。2026年7月28日にonline公開、8月4日号のPNASに掲載された研究は、このheterodichogamyを第10染色体のSDMYB locusへ結び付けました。

dominant haplotypeがA型と対応する
374個体を使ったmappingから、A/B dimorphismはR2R3-MYB transcription factorであるSDMYBを含む領域へ絞られました。dominant haplotypeはA型、recessive homozygoteはB型と対応します。
違うのは「性」より二度目の開花時刻

SDMYBは両型でdiel rhythmを示しますが、dominant alleleにはcis-regulated phase delayがあり、A型のdelayed second anthesisと対応しました。したがって「雌遺伝子/雄遺伝子」というより、biphasic anthesisの時間差を作るstrong candidate regulatorと理解する方が正確です。
多型は種分化より古い
SDMYB haplotypesは複数のLauraceae speciesにまたがって残り、解析では44 million yearsを超えるtrans-species polymorphismと推定されました。これは現代のavocado cultivarが4400万年前から存在したという意味ではなく、祖先集団のallelic lineagesが種分化を越えて維持されたという意味です。
著者らはnegative frequency-dependent balancing selectionと整合的な進化史を示しています。
育種にはmarkerとして使える可能性
果樹は開花まで長いため、苗段階でA/B flowering typeを予測できるmarkerは育種上有用です。ただしSDMYBをgene editingしてA型とB型を直接相互変換した研究ではなく、下流のanthesis mechanismも未解明部分が残ります。
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参考文献
- Groh JS et al. Balanced polymorphism in a floral transcription factor underlies the ancient rhythm of daily sex alternation in avocado. Proceedings of the National Academy of Sciences USA. 2026;123(31):e2606876123. https://doi.org/10.1073/pnas.2606876123


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