理系猫凛

研究

植物の抗酸化力を高めるナノ粒子が綿の病気を緩和した。工業に作られたナノ粒子の農業応用の可能性。

植物の病害は、農作物の生産量や品質に大きな影響を及ぼします。そのため、長年にわたり化学合成農薬の使用が中心となってきました。しかし、農薬は生態系への影響や薬剤耐性菌の発生など、多くの課題があることも事実です。植物病害の治療法として、より環境...
研究

「フェアリーリング」菌類と植物の複雑な相互作用が作る自然構造体、そのモデル化に成功しました。

自然界で起こる「フェアリーリング(FR)」という構造体をご存知でしょうか。菌類によって引き起こされる生物学的な形成物です。菌類(大雑把にはキノコ類)が取り囲む領域を作りながら、徐々にサイズが大きくなっていくリング状の構造を持ち、その周辺の植...
研究

モリンガの葉から抽出したエキスが歯の再石灰化を促進した。知覚過敏の救世主か?!

モリンガと呼ばれる植物をご存じですか?和名はワサビノキと言います。インドが最大の生産国ですが、フィリピンでも栽培され、昔フィリピン人の友人に「マルンガイ(フィリピンでの呼び名)の葉をあげるから食べてみて」と言われスープにして食べたことがあり...
研究

月での植物栽培を成功させるためには地球から持っていく微生物が重要。月の土を微生物で処理したら植物栽培に適した土になった。

政府や野心的な企業は月の天然資源を得るための研究開発を進めていますね。人類が将来、長期間・複数人による宇宙ミッションを遂行するためには、信頼できる生命維持システムが必須で、生物学的再生生命維持システム(BLSS)が研究されています。効率的な...
研究

ブドウを使ってレアアースを掘れ!ワイナリーの可能性はワイン醸造だけで終わらないかも。

レアアース元素は私たちの生活に欠かせないものになっています。レアアース元素グループは、周期表の原子番号57のLa(ランタン)から71番のLu(ルテチウム)までの15個の元素で構成されています※。レアアース元素は、ハイブリッド自動車、風力エネ...
研究

アマゾンでは8000年前から樹木を「栽培」していた?ゲノミクスと生息統計からわかる今の成り立ち。

地球上で最大かつ最も生物多様性に富んだ生態系の1つであるアマゾン。ここでは未だに新品種が見つかるような手付かずの自然が想像されますが、古代から人類による栽培種化が行われたエリアのようです。 「クプアス(Theobroma grandiflo...
研究

新開発の電子クライオゲル:伸縮性があって、自己修復可能もあり、植物と同化できる植物生体内モニタリング用デバイス。

植物を生育を外から観察する方法は様々ありますが、直接植物内の水や物質の動きを観察することは難しいですよね。植物を非破壊的にモニタリングする事ができれば、研究だけでなく農業分野でも活用できる可能性があります。そんな要件に応えるデバイスが研究さ...
研究

気候変動で、ビール醸造に必須の「ホップ」生産が、これまでもこれからも減少しそう。質も低下してるって。

皆さん、ビールはお好きですか? ビールは水とお茶に次いで世界で3番目に消費されている飲料です。中央ヨーロッパでの伝統的なビール醸造は、少なくとも紀元前3500~3100年頃の新石器時代に始まったと言われています。日本でも大手ビールメーカーの...
研究

バラの花のサイズを決めているマイクロRNAが見つかった。その制御は複雑怪奇。

バラの花弁のサイズに関する興味深い研究が「Nature Communications」に掲載されました。この研究では、植物の器官サイズが細胞増殖と細胞拡大によって緻密に決定されることが示されています。研究では、バラ(Rosa hybrida...
研究

2023-2024ユーストマの栽培記録・販売について。

プロジェクトの説明 2023年9月からユーストマ栽培を開始しました。来年の出荷、販売までの栽培を追っていきます。 また、ここで紹介しているユーストマを購入されたい方は、出荷時までにご連絡いただければ、事前予約として確保致します。 品種紹介(...