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コロンブスが渡る前のカリブ海で何を食べていたのか糞石から調べてみた。今は食べない予想外の植物を食べていた?

文献に記録されない先コロンブス期の食生活を探る コロンブスがアメリカ大陸に到達する以前のカリブ海地域で、原住民たちはどのような食生活を送っていたのでしょうか。この地域の文献資料は乏しく、食習慣の詳細は謎に包まれていました。しかし、考古学的、...
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ドローンとAIによるキャベツ重量予測の新技術。画像解析の一歩先へ。

ドローンを使った個別キャベツの重量予測の進化 従来のドローン技術は、農業分野において、主に作物の上部からの画像を用いた重量や生育状況のモニタリングに利用されてきました。これはかなり大雑把なデータであり、精度に欠ける部分もあります。個別の植物...
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雪の中に広がる「紅い」藻類の生体とは。極限環境で生きていくために。

雪の表面が赤くなる現象をご存知ですか?これは雪の上という極限環境で生育する藻類が要因で発生します。雪上で成長する藻類、特にSanguina nivaloidesという種に関する最近の研究を紹介します。この種の特異性とその生態系への影響に焦点...
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植物の抗酸化力を高めるナノ粒子が綿の病気を緩和した。工業に作られたナノ粒子の農業応用の可能性。

植物の病害は、農作物の生産量や品質に大きな影響を及ぼします。そのため、長年にわたり化学合成農薬の使用が中心となってきました。しかし、農薬は生態系への影響や薬剤耐性菌の発生など、多くの課題があることも事実です。植物病害の治療法として、より環境...
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「フェアリーリング」菌類と植物の複雑な相互作用が作る自然構造体、そのモデル化に成功しました。

自然界で起こる「フェアリーリング(FR)」という構造体をご存知でしょうか。菌類によって引き起こされる生物学的な形成物です。菌類(大雑把にはキノコ類)が取り囲む領域を作りながら、徐々にサイズが大きくなっていくリング状の構造を持ち、その周辺の植...
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モリンガの葉から抽出したエキスが歯の再石灰化を促進した。知覚過敏の救世主か?!

モリンガと呼ばれる植物をご存じですか?和名はワサビノキと言います。インドが最大の生産国ですが、フィリピンでも栽培され、昔フィリピン人の友人に「マルンガイ(フィリピンでの呼び名)の葉をあげるから食べてみて」と言われスープにして食べたことがあり...
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月での植物栽培を成功させるためには地球から持っていく微生物が重要。月の土を微生物で処理したら植物栽培に適した土になった。

政府や野心的な企業は月の天然資源を得るための研究開発を進めていますね。人類が将来、長期間・複数人による宇宙ミッションを遂行するためには、信頼できる生命維持システムが必須で、生物学的再生生命維持システム(BLSS)が研究されています。効率的な...
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ブドウを使ってレアアースを掘れ!ワイナリーの可能性はワイン醸造だけで終わらないかも。

レアアース元素は私たちの生活に欠かせないものになっています。レアアース元素グループは、周期表の原子番号57のLa(ランタン)から71番のLu(ルテチウム)までの15個の元素で構成されています※。レアアース元素は、ハイブリッド自動車、風力エネ...
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アマゾンでは8000年前から樹木を「栽培」していた?ゲノミクスと生息統計からわかる今の成り立ち。

地球上で最大かつ最も生物多様性に富んだ生態系の1つであるアマゾン。ここでは未だに新品種が見つかるような手付かずの自然が想像されますが、古代から人類による栽培種化が行われたエリアのようです。 「クプアス(Theobroma grandiflo...
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新開発の電子クライオゲル:伸縮性があって、自己修復可能もあり、植物と同化できる植物生体内モニタリング用デバイス。

植物を生育を外から観察する方法は様々ありますが、直接植物内の水や物質の動きを観察することは難しいですよね。植物を非破壊的にモニタリングする事ができれば、研究だけでなく農業分野でも活用できる可能性があります。そんな要件に応えるデバイスが研究さ...